20代女性保育士がキャリアデザインを考え事務所に転職

私は、20代の保育士です。もともと子どもが好きだったこともありなにか関係する仕事がしたいと思っていました。子ども関係のアパレルや専門店なども考えましたが、せっかくなら手に職をつけたほうが、将来も安心できると考えたのです。

子どもや親御さんから「先生」と呼ばれる響きにも憧れがあり、保育士の道を歩むことになりました。そんな私が20代で自分自身のキャリアデザインを考え、転職に至ったのは後半に入ってからになります。どうして夢にまでみた今の仕事を転職することにしたのか、お話したいと思います。

私は大学で子ども教育学科を選考し、実習後に保育士の資格を取りました。同じ目標に向かって頑張る学生ばかりですし、男女関係なく将来は保育士として活躍したい!と20代でも目標に向かって前向きに頑張る人が多いのも気に入っていました。

子どもについて学ぶたび、「絶対に保育士として子どもが楽しく通えるような環境を作っていきたい」と思っていたのです。そもそも保育園は“保護者の代わり”になって保育を行う場所です。そのため子どもにとっては「第二の母」のような存在になります。

子どもに必要とされている実感が生まれる仕事でもあり、笑顔を見ればやりがいも感じられます。

保育士の仕事は子どもと遊ぶだけではありません。子どもにお迎えはもちろん、着替えやおむつ替え、食事や運動(お散歩)、しつけなどはもちろんのこと、子どもたちが喧嘩をしてしまったときは仲裁に入る必要も出てきます。

家庭ノートや日誌に記入したり、お便りを準備したり、行事や教材の準備など毎日やることに追われて、あっという間に一日が過ぎていきます。入社したばかりの頃は、とにかく覚えることばかりで余裕なんてない仕事をしていました。

特に私が入社した保育園は、延長保育もあるので帰りが遅くなることも多々ありましたし、土日の出勤で休みを返上することもありました。

そんななか、20代でキャリアデザインを考えたときに私が保育士という仕事を辞めたいと思う理由が2つ生まれます。

まず1つ目に「保護者の対応」です。現在の保育園は基本的にお任せしっぱなしのスタイルの保護者も多く、自分の子どもを一番に見て欲しい、特別扱いをして欲しいと思う人がほとんどです。なかにはちょっとした切り傷でも「何があったの!?」と乗り込んでくる保護者の方もいます。

なかにはお迎えの時間を過ぎても連絡一つない親、お迎え前にゆっくりとスーパーで買物をしている親など、マナー違反では!?と思うこともありました。保育士は親であって親ではありません。理不尽な保護者の対応で残業になることも多く、自分が疲弊していくのがわかりました。

2つ目に職場の人間関係にあります。保育園では資格を持っている「有資格者」と無資格で補助として働いている「無資格者」がいます。どちらも大切な仕事なので、お互いが協力しあって保育の現場を作っていかなくてはいけません。

それなのに、無資格者に対しての差別があったり、無理難題な仕事を押し付けるような保育士もいます。また保育士のなかにはその日によって機嫌がいいときと悪いときがあり、子どもに八つ当たりをして怒鳴りつけるような人もいました。

子どもが特別言うことを聞かないわけではなく、トイレに失敗してしまったりちょっとはしゃぎすぎてしまったときに、怒鳴るのは子どもの成長にとってもいいことではありません。長く勤めている保育士には誰も逆らえず、おかしいなと思うことがあっても見て見ぬ振りになってしまっていたのです。

そんな私は今の状況に疲れ切ってしまい、思いきって退職の道を選びました。他の保育園で働いてもいいかなと思ったのですが同じような結果になってしまう気もしました。そこで土日祝休みの一般事務で安定的にお金を稼ぎたいと考えるようになりました。

ただ、今まで事務経験も皆無の私に「合格」としてくれる企業はなく、面接に進めるのが稀な話でした。

このままではいけないと思い、コーチング専門家の意見を聞くことにしたのです。どうしたら一般事務に転職できるのかを相談したところ、まずはPCなどMOSの資格を取るのをおすすめされました。

中途採用は実力主義なのもあり。いきなり未経験者が事務を希望しても狭き門になってしまうそうです。1個の求人に対して数十人以上の応募があるなかで、いかに面接に進み、希望した理由を述べられるかどうかも重要だと教えてくれました。

そこでまずは20代のうちに資格を勉強したうえで事務職の面接を受けるキャリアデザインに変更しました。また希望する会社の選び方なども一緒に考えてくださいました。

その後、子ども関係の事業を行う会社の一般事務にて採用していただき今に至ります。保育士の資格を生かしつつ、安定的に働ける会社を見つけられたのもコーチングを受けたからこそだと思っています。自分一人では成功するはずのなかった転職も確かな結果に繋がり、今は人間関係の良い職場で安定して働けています。