30歳で夢だった人材コンサルタントへの道へ

2020年7月16日

私は現在34歳です。30代でのキャリアデザインを形成した話です。さかのぼること8年前。26歳のある日。大きな夢が出来ました。

私は広告代理店で営業の仕事をしていました。当時から大好きだったNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていると、リクルートエージェントの人材コンサルタントが出演していました。なんとなく見ていたのですが、みるみるうちにその人と仕事の魅力を感じ、将来は絶対にこの仕事(人材コンサルタント)がしたいというキャリアデザインができました。その時から私の夢は30代で「人材コンサルタントになること」になりました。30代でのキャリアデザインを描き、とても大きな目標が出来ました。

人材コンサルタントの仕事を調べていると、様々な職業の人にアドバイスをしなければならないので、20代では別業界で実績を残し、30代になってから人材コンサルタントになるキャリアデザインを決めました。別業界での経験が人材コンサルタントとしての深みが出ると思ったからです。本心はすぐにでも転職をして、人材コンサルタントのなりたかったのですが他の仕事を経験していることが絶対に活きると思ったので、ぐっと堪えて30歳までは広告代理店の仕事に邁進しました。もちろん広告業界の仕事も楽しくやりがいを持っていました。

20代の間は在籍していた広告代理店で実績を出すことだけを考え、仕事以外の時間で人材コンサルタントの勉強をしました。そんな20代を送り、そして30代になった時に転職を決断しました。キャリアデザインを現実にする時です。

この転職は予定通りの決断でしたので、当時の上司に転職の話をしました。ただ当時、私は新規事業チームのリーダーで部下も5人いたため、なかなか転職を許してくれませんでした。新規事業が安定して成長している最中であったことも理由にあります。退職交渉は社長も加わり、話が平行線で進む中、社長からの熱い気持ちと収入を上げるという話を持ち出され、私は「それなら今の会社にいても良いかな」と思うようになっていました。退職交渉の話を持ち帰って自分でじっくり考えましたが、考えがまとまらず、ある尊敬出来る人に相談をしました。

その人からキャリアについてのコーチングを受け、「なんのために仕事をしているのか?」「自分の夢はなに?」「お金をたくさんもらうことが一番大事?」「誰のために人生を生きているの?」など様々な質問に答えていると、自分の意思の弱さが浮き上がりました。私は30代で人材コンサルタントになるキャリアデザインを夢見ていました。一瞬の感情で夢だった人材コンサルタントへの道を諦めようとしていたのです。なんて浅い考えをしてしまっていたのかと、とても反省しました。一番刺さった言葉は「誰のために人生を生きているの?」という問いでした。私は自分自身のために自分の人生を生きています。自分のキャリアデザインを描きたいのです。自分が幸せでないと家族を幸せにすることも出来ないと思いました。上司のため、社長のために生きているわけではないとはっきりと分かり、次に上司と社長と話す場ではしっかりとした意志を持ち、腹をくくって話をしました。「ここで夢を諦めたら一生後悔します。どんなに反対されても、ダメだと言われても私はこの会社を辞めます」と伝えました。上司と社長は納得してくれ、私のことを応援してくれるようになりました。

その後、転職活動を行い、転職エージェントから3社内定をもらいました。自分のやりたかった人材コンサルタントの像が一番近かった会社を選択し、現在も人材コンサルタントとして仕事を行っています。そして今となって、20代で別の業界で仕事をしていて本当に良かったと思うようになりました。人材コンサルタントは様々な職種の人にキャリアについてのアドバイスを行います。人材コンサルタントだけしか経験したことがない人のアドバイスは机上の空論になりがちです。私は別の仕事をしているので、いろんな仕事のやりがいや大変な部分のイメージをすることが出来ます。あの時、信じたことは間違っていなかったと実感をし、今もやりがいと思って働くことが出来ています。

自分がどんなに意志を持って決めたことでも周囲の意見で進むべき道がわからなくなることがあります。特に人間は人から頼られると嬉しくなってしまいます。その喜びは良いことですが、自分の夢を捨ててまですることではありません。私も上司や社長から、「おまえに辞められては本当に困る」と言われて正直嬉しかったです。「もっと会社にいてほしい」と頼られて心が揺れました。

コーチングのおかげでしたが、「自分自身、本当に何がやりたいのか」というブレない人生の選択が出来たことは良かったと思います。そのおかげもあり、今は充実した日々を送っています。30代で良いキャリアデザインを実現出来ました。人材コンサルタントになれたことがスタートで、また将来のビジョンや新しい目標が生まれ、さらに成長していきたいと思うようになりました。コーチングして頂いたことを、今後は自問自答しながら自分の心にブレないように突き進んでいきたいと思います。