転職志願の男性のキャリアデザイン

2020年8月27日

20代男性が転職を考える際に突き当たる人間関係の壁

私は関西在住の20代の者です。関東から仕事の関係で引っ越してきました。正直言いますが、今は関東に帰りたいです。関西のカルチャーが少し合わないというのが正直なところ。そのため、転職について真剣に考えていますね。次の仕事が決まったら、早く関東に帰りたいです。関西は言葉のイントネーションが違うし、笑いの文化も違うし、食事の文化も違うので、関東生まれ関東育ちの私には本当に今の環境が合わなくて困っています。

人間関係のいざこざを経験する

正直言いますと、原因を関西地方のせいにしたいのですが、実は関西の現在の会社で同僚と口喧嘩をしました。つまらないことで言い争いになったのです。それからは職場の雰囲気は最悪ですね。思わず、そこで私も関西弁についていじるというか嫌味ったらしいことを言ってしまいました。それが相手に火をつけてしまって口論になったのです。今となっては、人としてものすごく大人げないことをしたと思いますが、今の職場がとにかく辛いです。

転職活動をするものの、今の仕事も忙しくなかなか次の職場を見つけることができません。こういった転職活動と言うものは、次の仕事が決まるまでは今の職場を離れないのがセオリーだと思うのですが、今のままでは次の職場へ飛び込む前に燃え尽きてしまいそうですね。焦りが重なっているのか、最近は仕事のミスも多いです。睡眠時間を削って転職活動サイトを見ているからでしょうか。なかなか良いリズムに乗れずに辛い思いをしています。最近ではプライベートの時間も上手く取れず、悪循環に入ってしまっているように感じます。転職活動さえ無ければ、もっと自由時間が取れるのにと考えてしまいます。

今思えば、相手が悪いと思いつつも、自分自身にも問題があった気がします。やはり、方言を少しバカにしてしまったのは相手にとって失礼かなと思いました。でも、こちらは標準語が当たり前だと思って生活してきたのですから仕方がないじゃないですか。そのようなことでイライラが積み重なっています。私はどうすれば良いのですかね、最近は後悔も残ります。転職も勢いで考え始めたけど、今の職場の仕事内容や待遇自体には不満がありません。

給料は良いし、何で自分は転職活動をしているのかよくわからない気持ちになります。

コーチングで、転職しても解決しないと気付く

そのような時に飲み屋で出会った方から、コーチングというものがあることを教えて貰いました。もしかしたら、コーチに今のあなたの抱えている悩みを話せば何か良い方向へ変わるかもしれないとのことでした。その方は、私の口からあなたに言っても多分響かないだろうから、コーチから直接話を聞きなさいと言われましたね。

そして、ある日にふとしたきっかけで思い出した私はコーチングというものを受けたのです。キャリアデザインを考えるということで転職活動中だということも話しました。しかしながら、私の転職したい理由を述べた時にコーチに言われてしまいましたね。そのような問題で転職してもきっと上手く行かないと。

話していて、その通りだと思いました。結局の所、自分で生み出した人間関係のトラブルなので、私自身が誠心誠意をもってきちんと謝るのがもっとも早い解決策だとはわかっていました。結果的に私は同僚にきちんと謝りました。向こうはそこまで気にしていなかったようですが、少し気まずかったようです。でも、お陰様でその同僚とは今ではカジュアルに楽しく話せるような仲になりましたね。私自身も冗談半分で関西弁を使うまでの仲になりました。

それから、コーチからのコーチングの際の教えなのですが、人間関係が原因で転職をするのはあまり良くないとのことでした。特に、自分自身が原因で大きなもめ事が起きた際に逃げるように転職するのは、人としてもメンタリティが下がる手法な上に、キャリアデザインを考える上でも最悪な手だと言われてしまいました。確かにその通りだと思えたので、今回私はコーチングを受けて正解でしたね。

まとめ

今回こちらの方のお話でありましたように、職場の人間関係が原因での転職をしたいという方は大変多いようです。しかし、人間関係の壁にぶち当たるたびに転職をしてしまうときりがないですよね。今回、こちらの方はコーチングを受ける中で、やはり原因は自分に合ったという原因自分論の考えに入ることができました。

しかし、それができずに本当に些細なことがきっかけで転職をしてしまったり、仕事を辞めてしまう方も多いのが世の中の現状です。誠意をもって他人と付き合うことの重要性を今回こちらの方は気付けたから良かったですが、もめ事があるたびに転職をしていたら、キャリアデザインには失敗します。きちんと己とも他人友向き合っていくことがキャリアを考える上で重要ですね。