中間管理職に早期昇進した、男性のキャリアデザイン成功体験談

私は、とある鉄鋼メーカーに勤務しています。

今年で、入社11年目を迎えました。

現在は、総務課の課長というポジションを与えられています。

ちなみに総務課の課長に昇進したのは、31歳、つまり入社9年目のことでした。

少し早いように感じられるかもしれません。

実際に私が勤めている会社では、4,5年ほど早いタイミングでの昇進です。

もともと会社規模がさほど広くないという部分もあり、この年齢で、中間管理職に就くことに成功しました。

今回は、「中間管理職に早期昇進した、男性のキャリアデザインの成功」を、体験談というかたちでお伝えします。

現在、キャリアデザイン上にて中間管理職への昇進を試みている男性には、参考になるかと思います。

入社直後

大学を卒業し、新卒で、今現在働いている会社へ入社しました。

メーカーということもあり、最初は現場での下積みを経験。

鉄の塊を削ったり、切ったりする現場仕事に当たりました。

会社の慣例によれば、たいていは3年ほど、下積み期間を過ごすこととなります。

下積みを終えると、各部署へ異動が命ぜられるというかたちです。

そして私は、「早く下積みから脱出したい」と考えました。

というのも私は、現場仕事に興味がなかったからです。

どちらかというとデスクワークの方が向いていると考えていたので、すぐに下積みを終えた方が合理的でした。

しかし、慣例によれば、3年は下積み期間を過ごさなければいけません。

下積み時代

とにかくすぐに認めてもらえるよう、私は現場仕事に精を出しました。

ここで行った具体的な行動は、きわめて地味なものです。

たとえば、

  • 誰よりも早く来て、機械をメンテナンスする
  • 現場の掃除には、率先して取り組む
  • 上司からできる限りの商品知識を吸収する

と、いったような具合です。

とにかく給与度外視で、ひたすら信頼を勝ち得るように努めました。

その努力の甲斐があり、私はわずか2年で、下積み期間を終えることができました。

総務課へ配属

下積み期間を終えた私は、総務課へ配属されました。

聞くところによると、「何から何まで、率先してやるヤツだから」という理由で、総務課へ配属されたようです。

総務課へ配属された私には、総務課なりの下積みを経験することとなります。

とにかく現場から脱出できたことに満足していたので、これは苦にはなりませんでした。

しかし私は、「現場から脱出するんだ」というモチベーションを、完全に失っていました。

もう早く出社してくることもないし、下積み時代ほど、アグレッシブに知識を吸収しようという姿勢は取れていなかったはずです。

会社は、私に対して、「総務課へ上がった途端、意欲を失った」と評価しました。

当然のことですね。

このままではマズい、と考えた私は、「早く昇進する」という新しい目標を打ち立てました。

昇進

私は再び、下積み期間の貪欲さを取り戻しました。

総務課には、活躍のチャンスが多くありました。

とにかく取れる仕事は、全部こなすようにしていたのを記憶しています。

有り体に言えば、人一倍頑張った、というところでしょうか。

ちなみに同期からは、かなり疎ましく感じられていたようです。

「そこまでして昇進したいのか」というような評価を受けていたと聞いています。

しかし努力の甲斐もあり、総務課に来て3年で、係長へと昇進しました。

ここから、私の中間管理職としてのキャリアデザインがスタートします。

この頃には、「男性のエースと言えば、○○(私の名前)だ」という評価が定着していました。

ここまで来られたなら、しめたものです。

私は重要な意思決定会議などにも、特例で参加させてもらえるようにもなりました。

課長へ昇進

さらに私はキャリアデザインを上方へと移しました。

係長になったのだから、次は課長です。

係長になってからの業務量は、相当なものでした。

慣れるまで、「最低限やるべき仕事」をこなすので精一杯。

しかし係長になって3年が経ったころ、ようやくプラスアルファの仕事ができるようになりました。

といっても、自力でできるようになったわけではありません。

私はこのタイミングで、「中間管理職向けのコーチング」を受けています。

簡単に言えば、仕事が上手くいくように、いろいろとサポートしてくれるというものです。

これが、私のキャリアデザインにおいて、もっとも劇的な変化をもたらしてくれました。

私がコーチングを受けた上でもっとも役立ったのは、「部下との接し方」です。

私がプラスアルファの仕事をするためには、部下にもプラスアルファの仕事に取り組んでもらうしかないのです。

しかし、「俺はプラスアルファの仕事がしたい。お前もプラスアルファの仕事をしろ」なんて理屈が通るはずもありません。

それでは、部下は納得して付いてきてくれません。

専門的な話になる部分は割愛しますが、「部下とビジョンを共有する」というテクニックを教わりました。

要するに、「プラスアルファの仕事に取り組むことが、部下にとってもメリットである」という風潮を作ったのです。

これが功を奏し、私はプラスアルファの仕事に手をつけられるようになったのです。

ひとまずここまで、男性の中間管理職におけるキャリアデザインとしては、理想的だったように思います。

そんな折、課長が異動することになりました。

つまり、課長のポストが空いたのです。

私は晴れて、彼の後釜として、課長のポストを与えられました。

これが入社9年目の出来事です。

まとめ

今は課長として、3年目を迎えます。

次の目標は、次長になること……なのですが、これは正直、早期に達成することは難しそうです。

次長に早期昇進した例はなく、さすがに慣例を踏襲するしかなさそうです。

とはいえ、今のところ、男性の中間管理職としては理想的なキャリアデザインができていると感じています。

正直に言えば、転職を考えてもよい状況なのかもしれません。

年齢的に考えても、おそらく転職のラストチャンスです。

とはいえ、今の会社で培ってきた信頼は、何物にも変えがたいもの。

引き続きこの会社で、キャリアデザインを進めていこうと思います。

もちろん、今でもコーチングは受け続けています。