女性が独立するキャリアデザインを達成するまでのこと

多くの人が、「独立してみたいな」ということを考えた経験はあるでしょう。

自由なタイムスケジュールや、自分でビジネスを進める感覚、うっとうしい上司がいない……

色々と憧れるポイントがあるでしょう。

しかし、「独立する」には、相当な勇気がいるはずです。

会社での安定を捨てて独立というキャリアデザインに挑戦するのは、たいへんなリスクがあります。

しかしながら、私は幸いに独立するというキャリアデザインを達成しました。

少し勢い任せな部分もありましたが、今ではなんとか、会社に頼らない生き方が実現できています。

今回はその点について、体験談形式でお話しします。

独立を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

高校卒業後

実は高校卒業後、進学も就職もしていませんでした。

適当に知り合いの会社に、アルバイトとして働きに出ていたのです。

働いていた会社は、食品専門のECサイトを運営していました。

私はECサイトのブログやサイトデザイン、その他雑務をこなしていました。

そんな生活を、およそ1年程度続けます。

しかし、親が「もう成人するんだから、大学へ行くか、ちゃんと就職するかしなさい」と言ってきました。

全くもって親の言うとおりで、おとなしく就職することになりました。

就職先は、地元にあるWEB制作会社。

ECサイトやブログ、オウンドメディアやマーケティングを扱っている会社です。

私はそこでオウンドメディア担当として、働き始めることになりました。

オウンドメディアと言えば、簡単に言えば企業が持っている独自のホームページのことです。

その運営を代行する、というのが、私の仕事です。

幸いにもECサイトの運営に携わっていた経験があるので、すぐ仕事のコツはつかめました。

しかし働き始めて3年経ったころ、私は突如オウンドメディア担当から外されます。

そして、誰にでもできるような仕事ばかりをする部署へ回されてしまいました。

今でもこの会社の対応は、まったく理解できません。

勢いで退職とその後

意味のわからない降格に、私は納得できませんでした。

私は一瞬で会社に対する気持ちが冷め、退職を考えるようになります。

実は当時、個人でファッションに関するメディアを運営していました。

いわゆる「副業」で、月30,000円くらいの収入があったのです。

「もう貯金もあるし副業もしてるし、辞めてもいっか」と考え、勢いで退職しました。

ちなみにですが、勢いで退職するのはおすすめしません。

独立のキャリアデザインを描くときは、意外と勢いで判断しがちです。

しかし、本当に退職して独立できるのか、なんてことは誰にもわかりません。

そして失敗する人の話は、本当によく聞きます。

私が言うことではないですが、独立してもやっていけるという自信があってから退職するようにしましょう。

さて、勢いで退職した私は、メディア運営に力を注ぎます。

さらにクラウドワークスやメディアを通じて、WEBコンテンツ作成の仕事をこなすようになりました。

要するに私は、フリーランスになった(独立した)、というわけです。

1ヶ月目では、60,000円程度しか稼げませんでした。

しかし2ヶ月目で180,000円、3ヶ月目には220,000円まで、収入は伸びていきました。

これを受けて、「あれ? 案外いけるかもしれない」と、感じ始めたのです。

とはいえ、フリーランスという生き方には、不安がありました。

とにかく決まった給料が出ないのです。

その月は300,000円稼いだとしても、次の月は50,000円しか稼げないかもしれません。

私は不安に駆られた結果、コーチングを依頼することとしました。

コーチは、独立や起業のキャリアデザインを専門にしている人物でした。

今まで100人以上をコーチングして、独立へ導いてきたそうです。

私はコーチから、まずは仕事を安定して獲得する方法について学びます。

できる限り多くの集客経路を作り、そして依頼したくなるようなWebページも作成しました。

これは効果てきめんで、すぐに「断らなければいけない」くらいの依頼がくるようになりました。

メディア運営の方にもテコ入れ。

これは、コーチの紹介で、別なコーチを招くことになりました。

そのコーチは、とあるオウンドメディアを運営し、年商数千万円を叩き出す人でした。

こうやってすごい経歴の人と出会えるコーチングという文化は、本当に素晴らしいものだと思います。

メディアの方も、ある程度伸び始めます。

(本来ならもっと伸びていいはずなのですが、私がズボラだったので、ほどほどの成長になりました)

結局コーチングを受けることで、月収は400,000円程度まで伸びていきました。

現在の暮らしぶり

現在も、集客経路を教えてくれたコーチには、コーチング契約が結んであります。

彼の体験談やノウハウなどを聞きながら、もっとビジネスを成長させて行きたいと考えています。

ただ、結婚して子育てをする予定もあるので、今までどおり仕事に没頭するのは難しいでしょう。

しかし私の仕事は、すべて家で完結するものです。

子育てしながらでも働けます。

もし私が会社員でいたら、そんな風な働き方はできなかったでしょう。

独立というキャリアデザインを選択してよかったなと、しみじみ思います。