キャリアデザインが見えなかった新卒女性。コーチングで決意を固める

2020年10月15日

私は新卒で大手企業に就職することができました。今は研修期間なので学ぶことがとても多く、日々勉強に明け暮れています。学生時代の生活とは打って変わり、生活リズムへの配慮など、社会人になったと感じさせられることが多いです。それでも、少しでも早く仕事を迅速にこなすスキルを身に付けたいという気持ちが強いので、職場では高いモチベーションを保てています。大学卒業直後は「社会人は毎日が辛そう」というイメージがありました。確かに大変だなと思う時もありますが、それ以上に強い向上心が勝っているようで、楽しいとさえ感じています。

私が今働いている企業は、コーチングを受けたことがきっかけで興味を持つようになりました。コーチングを受ける前までは、一般的に大手と言われる企業ですから、私なんかが入社して働くことのできる企業では無いと思っていました。ところが、コーチングを通して、私とその職種の相性などが明確になり、自然と「この企業で働いてみたい」という意思が私の中に生まれていました。そういった私の願望が成就したのは本当に幸運だったと今でも思っています。

というのも、私の就職活動は参考になるようなものではありませんでした。就職を意識し始めた時期も3年生とごく当たり前のタイミングでしたし、周囲の人間と比べても、私は特に就職に対する葛藤が大きい方だったと思います。卒業に必要な単位は順調に取ってはいたため、就活に支障をきたすことはありませんでしたが、もし就活をしないという判断をした場合、4年生で自堕落な生活を送ってしまう事に対する不安も強いものでした。あの頃の私は、周りに流される形で無理やり就活と向き合っていました。

そういった葛藤に苛まれていた最大の原因は、私自身のキャリアデザインが全く決まっていなかった事にありました。もともと私は文系だったということもあり、理系の学生と比べて職業の選択肢の専門性が低いものでした。逆にいえば比較的幅広い選択肢が与えられているということですが、その状況が私を悩ませていたのだと思います。正直な話、自分以外にも「将来何をしたらいいか見つかっていない」と言う人は多少なりともいたのを覚えています。

一方で、同じ文系の学生でも、しっかりと将来のことを見据えている人はたくさんいました。インターンに積極的に参加している学生もいれば、院進を考えて勉強に取り組んでいる学生もいました。ただ、そういった人たちを見て、「私は無理してまで大学生という肩書きを活かさなくていいのでは無いか」と思ってしまっていました。

というのも、私は学生時代、1年生の頃から続けていたアルバイトがありました。飲食店でのアルバイトだったのですが、職場の雰囲気はとても良く、結果的に大学を卒業する直前までお世話になっていました。就活を意識し始める時期に思っていたのが、「卒業後もここで働いていればいいのではないだろうか」ということでした。私は特に金銭的欲求も無く、将来設計とも真摯に向き合っていなかったので、なおさらそう思っていました。と同時に、大学生という社会的地位を無下にしてしまうことで、両親の努力を否定してしまう事にもなるのではないかとも考えていました。

こういったあらゆる悩みが重くのしかかってきた私は、精神的に耐えられなくなり始めていました。「これは全てを打ち明けて解決する必要がある。」そう考えた私は、コーチングを受けることを決めました。コーチングを受けた時、今までの私の悩みがいとも簡単に解消されていったのを覚えています。コーチングを受ける前の私は「社会人になること」を必要以上に重く捉えすぎていました。ところが、コーチングを受けて色々な職種の説明を受けると、「社会人になるのも悪くない。むしろこういった職種に就きたい。」といった考えが生じてきました。

こうして私は社会人になる決意が固まりました。そのあとの就活は今までのそれとは打って変わって円滑に進めることができました。その上、就活を楽しんでいる節があったような気がするほどです。自分の将来設計がある程度見えること、理想の将来像までを逆算した時にまず何をすればいいかが明確になるのは、就活以外の場でも重要なことだと思います。

就活を無事に終わらせることができた分、コーチングが無かったらどうなっていたかと思うことがあります。私の場合、コーチング無しでは自分の将来設計を考えることなどできなかっただろうと断定できます。今頃何をしていたのか本当に分かりません。少なくとも、今よりもやりがいを持って生活することはできていなかったのではないかと思います。

私は、コーチングは大学生ほど受けておくべきだと思います。大学生である期間はモラトリアム期間とも呼ばれます。つまり社会人になる直前の猶予期間みたいなものです。この期間にしっかりとした将来設計があるのとそうでないのとでは、数年後に差が出始めてくるでしょう。しっかりと将来に対するヴィジョンを持って、それから今できることをする。それが社会人として生きていく上での最善策だと思います。