新卒女性が後悔した、コーチングでキャリアデザインを考える重要性

私は現在32歳で新卒より某食品会社の営業事務として仕事をしています。営業さんのサポート業務が主な仕事になり、資料を作ったり売上を入力しグラフ化したり、ときにはクライアント対応業務など多岐にわたる仕事を対応しています。

理不尽な上司の対応に疲れつつもなんとか頑張っています(笑)今でこそ、「私にはこの仕事しかないのかな」と諦める気持ちもありますが、もともとやりたかった仕事ではありません。どうして私が今の仕事をしているのか、新卒採用で失敗した私の体験談からお話させていただきます。

私は一般的な私大の経済学部で学び、3年生になると他の生徒と同じように就職活動をスタートさせました。もともと航空会社に女性社員として就職し地上職である総合職に就きたいと、新卒後のキャリアデザインを考えていました。

事務職や営業職などもあれば広報や宣伝、財務、経理、サービス企画など事業の運営に必要な仕事に携わることもでき、やりがいを感じていました。そもそも航空会社に興味を持ったのは、もともと私の父親がパイロットとして仕事をしていたことにあります。

幼い頃から飛行機が身近な存在だったので、なにかしら関わる仕事ができたら素敵だなと考えるようになったのです。総合職を希望する場合、入社後に研修が行われ適性や希望を考慮したうえで各部署に配属になります。そのため、入社してみるまでどこで働けるのかがわからないなどの特徴もあります。

就職活動がスタートすると、航空会社一本に絞り徹底的に対策をしたうえで面接に挑みました。面接でもハキハキと自分の意見を述べられましたし、面接官の反応も良かったので「これは通るかな」と思っていました。

ただ大手航空会社はもともと就職先として人気が高く難関な就職先です。大卒以上が基本となるので、学歴をクリアしていれば誰でも受かるわけではないのです。面接に来た一部の人だけが採用し、総合職としてスタートできます。正直、「不合格」の通知を見たときは、自分の現実が受け入れられなくなりました。

とはいえ、新卒でどうにか就職しないとフリーターや最悪ニートになってしまうのではという不安もありました。日本では新卒採用が当たり前で、やりたい仕事があれば新卒で入社するのが最も合理的かつ正しい方法のようにいわれていますよね。航空会社以外の就職は一切考えていなかったので、一度新卒のキャリアデザインを考え直すことにしました。

でも、何件も何件も面接を受けても「合格」の通知はいただけませんでした。就職できればどこでもいいわけではなく、自分の興味のあること、やりたいことにできるだけ近い仕事をしたい!この気持ちは譲れなかったのです。

女性に人気の職種だとその分倍率も高くなります。私と同じようにその業種に就職したいと準備をしてきた人ばかりなんですよね。私のように別の業種が落ちてしまったから次はこっちというような面接の受け方はしません。

グループ面接で話している内容を聞いていても、「私は勉強不足だな」と思うことも多々あり、面接官に質問すらできませんでした。

就職活動で苦戦している私を見た友人が、「コーチングに相談してみれば!?」とアドバイスをくれたものの、自分の弱みをほかの人に見せることにも抵抗がありました。

自分自身、就職活動がうまくいかないことに焦りもあったのだと思います。そのため、余計に誰かのアドバイスを素直に受け入れることができなかったのもあります。友人には「そのうち考えておく」と話して、その話題から逃げてしまいました。

そのあと、何件か合格の通知をいただき、なかでも少しでも大手で条件のいい食品会社に就職することにしました。他の友人が就職先が決まっていく中、私だけ置いてきぼりにされてしまったような気持ちになり、どうにか就職したいと妥協してしまったのです。

新卒で入社したばかりのときは、とにかく仕事を覚えることに精一杯だったので考える余裕もありましせんでした。友人にも「大手に就職できてよかったね」といわれたのが嬉しくてとにかく頑張っていました。

でも2年3年と続けていくうちに、仕事に対してやりがいを感じなくなってしまいました。でも今更転職したところで良い就職先に就けるかどうかはわかりませんよね。転職活動を始める勇気も出ず、新卒に混じって面接を受ける勇気もありません。

正直、今更になって後悔しているのが「あのときコーチングに相談してきたらなにか変わったのかな…」ということです。実際にアドバイスしてくれた女性の友人は、新卒キャリアデザインで思い描いた希望の職種に就くこともでき、今は毎日やりがいを持ってキラキラと楽しく仕事をしています。

と同じように人気職を希望したはずなのにこれだけの違いが出てしまうとは思ってもみませんでした。新卒のタイミングでこういったキャリアについて考えられていないと、その後の人生にも大きな影響を与えてしまうことを、改めて実感しました。人のアドバイスは素直に聞き入れることが、就活を成功させる鍵なのかもしれませんね。