第二新卒でキャリアデザインを好転させた女性の体験談

正直に言うと、私は新卒の就職で大失敗したことがあります。

女性としてのキャリアデザインの一番最初で、大きくつまずきました。

しかし現在、私はある程度納得できるキャリアを手に入れられています。

一度つまずいてしまったキャリアを立て直すには、いろいろなことを試しました。

本記事では、第二新卒で女性としてのキャリアデザインを好転させた、体験談についてお伝えします。

キャリア(将来設計)について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

新卒での就職 

自慢するわけではないのですが、私は有名な国立大学に通っていました。

学生の頃から、「いい会社に入って、できるだけ上を目指したいな」と思っていました。

だから私は、できるだけよい大学に入りたかったのです。

もちろん就職活動も、かなり力を入れていました。

努力が実を結び、大手と言われる広告代理店と呼ばれる会社へ就職できました。

新卒キャリアデザインの失敗

周りの人から見れば、羨ましいキャリアデザインだったかもしれません。

しかし、私は何度振り返っても、新卒での就職は失敗だったと思っています。

広告代理店での仕事は、とにかく激務でした。

お給料には恵まれていましたが、あまりにも残業が多すぎました。

過労死ラインは月残業80時間と言われています。

私の残業時間は、その過労死ラインをギリギリ超えない程度でした。

残念ながら上司にも恵まれませんでした。

とにかく昭和的な考え方を持っていと、女性社員に対して冷たく当たります。

「自分が女性である」というだけで、いろんなことを諦めてきました。

とはいえ、新卒である私が、上司に対して何かを言うわけにもいきません。

ひたすら我慢する毎日でした。

第二新卒での転職活動とコーチング

案の定、私はわずか3年で退職することになります。

新卒としてのキャリアを失うのは怖かったですが、どうしても我慢の限界でした。

幸いにも経済的な余裕があったので、しばらくはゆっくりできました。

私は無職の状態で休んでいる間、今後について絶望してしまいました。

何せ私は、いわゆる「新卒キャリア」を失ったのです。

その現実が、今更になって重くのしかかってきました。

それでも、働かないわけにはいきません。

私は女性向けのキャリアデザインを専門とする、コーチングに出向きました。

コーチングでは、「新卒キャリアを失った私は、どうすればよいか」という悩みを打ち明けました。

コーチの目の前で、泣きながら話していたことを覚えています。

あまりコーチングと関係はないかもしれませんが、気持ちを吐き出しただけで楽になりました。

私はコーチングを受ける中で、さほど状況が悪いわけではないことに気づきます。

まず、曲がりなりにも前職で3年は務めていたことは、かなり重要なことだとわかりました。

あくまでも一般論ですが、「3年続けた」というのは、転職時にさほど不利には働きません。

むしろ、「冷静な判断ができる」という見方をされる場合もあります。

そして、「第二新卒」という概念を、正しく理解しました。

第二新卒とは、一言で言えば「一度退職した、25歳前後の人材」を意味します。

要するに私は、典型的な第二新卒だったということです。

当時、第二新卒に対する評価や待遇が、著しく向上している時期でした。

会社によっては、「新卒よりも魅力的な人材である」と考えています。

第二新卒でも、新卒と同じような待遇を受けることも可能です。

私は気持ちを落ち着け、コーチングを受けながら転職活動に励みます。

まずコーチングでは、私自身がどのように働きたいのか、見直しました。

私は、私自身を「仕事第一の女性」として考えていました。

だから新卒で就職した会社でも、ある程度やって来られたわけです。

しかしよくよく考えれば、「あんまり残業したくないなあ」と思っている部分もありました。

要するに私は、「ワークライフバランス」を追求したかったのです。

ワークライフバランスが達成できるよう、私は超過的な労働がない企業への就職を目指します。

第二新卒が再評価されている中、転職活動は思ったよりも厳しくはありませんでした。

私は4社ほどの選考に参加し、案外すんなりと再就職できました。

現在の様子と、本記事まとめ

私の再就職先は、大手の人材派遣会社です。

コーチとともにリサーチしていく中で、「間違いなく理想に近いワークライフバランスを達成できると判断した会社です。

入社してからも、ギャップは感じられませんでした。

ほどよいワークライフバランスを実現し、今は満足して働いています。

ここまで自分の働き方に対して納得している人は、そうそういないのではないでしょうか。

私はコーチングを受けることで冷静に状況把握することができました。

そして私自身の望んでいる働き方に気づくこともできました。

新卒としてのキャリアデザインに失敗したものの、第二新卒としてうまく働けています。

現在の会社は先進的であり、女性の進出についても寛容です。

もう少し仕事に慣れられたら、社内でのキャリアパスを進めていきたいと考えています。

同じような悩みを抱えている人は、ぜひコーチングを受けてみてください。