新卒男性がキャリアデザインで全く別の業種に転職した理由

2020年8月21日

僕は、新卒で大手飲料メーカーの営業職で入社しました。もともと営業職を希望していたわけではありませんが、第一希望の総合職に落ちてしまい第二志望だった企業に運良く入社できました。

僕のまわりでは就職活動がうまくいかずに、留年したりとりあえずの企業に入社したり、なかには就職を諦めてしまっている人もいるなかで、正直ラッキーだったと思っています。もともと中高大とスポーツを続けてきたこともあり、面接でその点を気に入ってもらえたのもあります。

そんな順風満帆な僕がどうして新卒の会社で退職を選び、男性としてのキャリアデザインを考えることになったのかについてお話したいと思います。

新卒で入社した会社では、とにかく男性はスポーツ経験者の先輩や上司が多くTHE体育会系の職場でした。朝、会社に行くと朝礼があり男性社員全員で大きな声で挨拶をします。前日の反省やその日の目標などを輪番制で話していき、上司からアドバイスをいただきます。

会社の方針として営業職は普段社内にいる機会も少なく話す機会が少ないので、自分の思いを話す場として用意されているものです。もともとスポーツの準備運動などで大きな声で話す習慣は身についていたので、そこまで驚くことはありませんでした。

でも当時、大学時代の友人にそのことを話していたら驚かれたのを覚えています。

今どき珍しく飲みニケーションの機会も多く、仕事が定時で終わる日は当たり前のように男性の先輩と一緒に飲みにいきました。居酒屋で飲むのはもちろん二次会はカラオケが絶対になり、新人など若い社員が中心となって盛り上げます。

なかには口の悪い先輩もいてカラオケで恋愛ソングだったり、盛り上がらない歌を選曲すると「つまらねー」など罵倒のような悪口を言われることもあります。お酒が入っている席なのもあり、ちょっとどうなのかな…と思うような先輩もいました。

もちろんすべての先輩だけでなく、なかにはフォローしてくれたり、親身になってくれる先輩もいました。

ただ営業のノウハウを教えてくれる担当の先輩が、僕はちょっと口の悪い先輩だったこともあり正直大変でした。仕事は教えてくれるものの、ちょっとしたときにきつい言葉をかけられたり、他の社員がいる前で怒鳴られることもありました。

新卒など自分よりも立場の低い人に対して強く出るタイプの先輩で、上司がいるときは一切口出ししてきません。そのため、上司からも高く評価されていることで新卒入社の担当になっていたようです。

ただ実際に指導を受けるうえで合わないと、辞めてしまう人もいたそうです。入社して3ヶ月の間に何度やめようと思ったことか…。そのたびに家族に電話して泣きながら相談しました。

でも両親からも「石の上にも三年、まずは三年間は頑張ってみなさい」といわれていました。どんな仕事でも入社してすぐに辞めてしまうと、次の就職先が見つかりにくくなってしまうこと、自分のためにはならないと教えられていました。僕も同意見で頑張って仕事を続けていく中で、新しい発見や学びもあるのだと思います。

そんな僕が限界になってしまったのが、新卒で入社して1年が経過した頃です。先輩の状況も相変わらず変わらないし、毎日のように会社に行く度に怒鳴られていたことで、僕が体調を崩してしまったのです。

ちょうどGWに入りゆっくりと自分のキャリアデザインについて考える時間がありました。それまでとにかく仕事に行って帰ってきて寝てを繰り返す状況で自分のことを考える時間も取れませんでした。

GWは実家に帰り親戚も集まっていました。そのため久しぶりに家族でゆっくりと話す時間もあり、今の仕事の状況を話す機会がありました。

そこで父親から「その会社は本当に続ける会社なのか?」と聞かれたこと、母からもパワハラのような状況に「転職を考えてみたほうがいいのでは?」と心配されてしまいました。実際僕もその考えはあったものの、なんとか頑張らないと…と気を張っていたのもあります。

自分のこれからについて考えていたときに緊張の糸が切れてしまい、退職することにしました。

その後、キャリアデザインの見直しとして転職先を探していたときにコーチングを受けることになり、企業に属する働き方にこだわらずとも、フリーランス(個人事業主)や自営業などの働き方もあると教えてくれました。

年齢も若いのでもっと視野を広げて考えてみてもいいのではないか?その言葉に安心しました。新卒で入社した会社を辞めるのは自分の未来を潰しているような気がしていましたが、物事は考えかた次第なのだなと思います。

僕は現在、司法書士の資格を取得するべく専門学校に通っています。急なキャリアデザインの変更に驚いた友人もたくさんいます。

せっかくなら自分の手に職をつけて独立して働けたらとキャリアデザインについて考え、その出発点に立ったばかりです。どこまでうまくいくかはわかりませんが、一人の男性として自分の人生が後悔のないようにしっかりと努力していきたいと思っています。