脱サラして、カメラマンとしてのキャリアデザインを実現した女性の体験談

2020年8月27日


私は今、28歳のフリーランスカメラマンです。

もともとは女性らしく事務員で働いていたのですが、脱サラして、カメラマンという道を選びました。

脱サラすることには勇気が要りましたが、今ではこの選択肢を選んで、本当によかったと思っています。

今回は私が体験した、脱サラでのキャリアデザインについてお話しします。

同じように迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

最初の就職

私は高校生の時から、カメラが趣味でした。

主に撮っているのは人物で、コスプレイヤーさんやモデルさんを撮っていました。

カメラは私にとって欠かせないもので、その趣味を持てたことを、すごくラッキーだったと思っています。

しかし、この時点でカメラを仕事にしようとは、全く思っていませんでした。

私にとって欠かせないものではありますが、「仕事にできる」というほど、技術には自信を持っていませんでした。

大学も経済学部で、カメラとは全く関係ありませんでした。

しかし就職活動が始まったころ、「カメラが扱える」くらいしか、自分に強みがないことに気づかされます。

あまりコミュニケーション能力が高いわけでもないので、事務職などに勤めるのは、ちょっと難しいと感じました。

結局、少しでもカメラの技術が活かされるようにと、フォトスタジオに就職しました。

就職と転職

フォトスタジオでの仕事は、かなり大変なものでした。

いわゆるブラックです。

手取り16万円で、残業代はなし。

月に4日くらいしか、休みを取れません。

しかも私は、入社3ヶ月で、店長に昇進させられました。

社会に出て3ヶ月の新人が、店舗管理なんてできるはずありません。

結局仕事をうまく回せず、勤務時間は伸びるばかり。

開店の9時から閉店の21時まで、ずっと働き続ける日もザラでした。

私はある日を境に、「脱サラして、フリーランスで生きてれたらいいな」と考えるようになりました。

「自由だし、こんなに辛い思いをしなくても済むんだろうな」と、フリーランスをうらやましく思っていたのです。¥

ただ、女性が脱サラして、フリーランスとしてキャリアデザインをすることは、とても難しいことです。

結局私は、フォトスタジオを1年も経たずに退社。

脱サラではなく、転職することにしました。

転職

新しい勤め先は、電子機器メーカー。

職種は事務でした。

事務職は経験したことがなかったのですが、すぐに慣れることができました。

上司や先輩にも、恵まれていたと思っています。

みんな優しくて親切だし、気持ちよく働けていました。

脱サラするわけでもなく、女性としては一般的なキャリアデザインです。

この結果には、それなりに満足していました。

カメラの趣味も、ずっと続けていました。

時には副業のようなかたちで、マッチングアプリ用の写真を撮影したしていました。

この副業で、「好きなものでお金を稼げるということは、なんて素晴らしいことなのだろうと」気づかされます。

金銭的な余裕が出てきて、新しいカメラや周辺機器、そして画像加工ソフトもどんどん増えていきました。

気づけば私は9台のカメラを使い分け、副業の範囲をどんどんと広げていました。

よくよく考えれば、事務職として働くよりも、カメラマンとして働いたほうがお金になると気づいたのです。

辞めるか辞めないか

ここで初めて、「脱サラしてフリーランスのカメラマンとして生きていく」というキャリアデザインを、真剣に検討するようになりました。

一般的な女性が歩めないであろう、フリーランスという生き方に、強くひかれました。

しかし私は現在の仕事、そして職場に満足している部分もあります。

フリーランスになった場合と違って、毎月お給料がもらえます。

フリーランスになれば、固定のお給料はありません。

私は熟考のすえ、会社を退職(脱サラ)し、女性カメラマンとしてのキャリアデザインを選びました。

なぜなら、それなりに「自分のお客さん」がついたからです。

そしてある程度、新規のお客さんも、獲得できるようになっていました。

だから、「毎月固定のお給料がなくても、自分で稼げるはずだ」と考えることができたのです。

今では私は、「脱サラしてよかった」と思っています。

好きなことを仕事にでき、毎日はとても充実しました。

そしてフリーランスのカメラマンというのは、お客さんさえ確保できれば、それなりに稼げる仕事です。

不安視していた収入源に悩むこともなく、ある程度安定した収入を獲得できています。

フリーランスになってからは、「副業コーチング」というものを受けていました。

なぜ「副業」なのかというと、当時専業フリーランス向けのコーチングはなかったからです。

コーチングでは、フリーランスに必要な知識やノウハウを教えてもらいました。

仕事の取り方、税金対策、営業の掛け方、リピーターの作り方など、いずれも大切なことばかりでした。

コーチングを受けたことで、すごく自信になりました。

単純に知識としても役立ったし、精神面でも支えになったことが印象として残ります。

まとめ

というように、私は脱サラして、フリーランスの女性カメラマンとしてのキャリアデザインを選択しました。

脱サラするというのは、たいへん勇気のいることです。

私が幸運だったのは、「副業で少しずつ力をつけていけた」ということ。

そして、コーチングを受けていたということ。

これがあったからこそ、ある程度の自信を持って、脱サラすることができました。

今は結婚して子供が生まれたので、カメラマンとしての仕事は、いったんストップしています。

しかし、子供が幼稚園に行けるようになったら、またカメラマンとして活動しようと思っています。