会社での士気が下がっていた僕が、副業にチャレンジして得た経験
転職することなく同じ会社で働き続けてきた35歳の僕。同じ会社で働き続けたことで家族などから評価するものの、どうも会社ではうまくいかないことが続いていました。「キャリアデザインを間違っていたか。」と思い始めていた僕が最近始めた副業を通じて得た経験です。
学生時代だった当時、大手医薬品企業に入社することができ、研修などを通じて医薬品を製造することの難しさと同時に医薬品を製造する意義を感じてきました。そんな中で医薬品の品質保証に配属されることになりました。品質保証では製造部で製造された製品に異常がないかどうかのチェック、研究開発部署と連携した製薬の効果有無の検証などを行ってきました。これらの経験を通じて製薬の設計品質の知識を得て、製薬の効果をしっかり出すためにも錠剤の形状、溶解速度などを把握し、動物実験、ヒトでの検証などを行ってきた経験などを通じて会社に貢献できたことは今でも僕自身にとっていい実績になり、これからのキャリアデザインでよい方向に向いていたと感じています。

そんな中、他の医薬品会社と統合することが上層部で決定されて、今まで製造していた医薬品は他社に移管することとなってしまいました。そんな中で「僕はこの先どうなるのだろう」と心配していました。また、会社側から「今までは副業を禁止していたが、これから働き方が変わろうとしている。うちの会社でも副業制度を取り入れようと思っている。今までは一部の女性だけを考えていたが、男性でも副業しやすいように極力残業時間を減らすことを考えている。」とアナウンスがありました。僕自身は今後も品質保証として仕事することが決まっていたものの、これまでやっていたことが継続できなくなったことで士気が下がっていました。そんな中で同僚から「コーチングを受けてみたらどうか?実は僕もコーチングを通じて副業をしようとしてるんだよ。俺は投資やビットコインしてるよ。男性でも副業意識しておくべきって思ったよ。」と声をかけられました。僕自身、これからの働き方で悩んでいたことがあり、コーチングを受けることに決めました。

コーチングを受ける中で、コーチから「今の仕事の中でどう働きたい?」と聞かれ、「今までやってきた仕事と変わるため、少し受け身になってしまっています。会社の同僚からも副業を勧められたが、副業の仕方もわからない。同僚は資金に余裕があるから投資などをしているが、そこまで資金がない。」と答えました。するとコーチから「資金がなくてもできる副業に興味があるようだね。資金がなくてもできる副業だってあるんだよ。」と言われ、僕自身で調べてみることにしました。調べてみるとクラウドソーシングをしてみることとしました。調べてみるとその中でも「クラウドワークス」が使いやすいと評判があり、クラウドワークスから始めて見ることにしました。
クラウドワークスを始めてみても少しわからなかったため、友達に聞いてみると「僕もクラウドワークやってんだよ。こういう仕事は自分から仕事を取りにいくことが大事なんだよ。積極的にね。」とアドバイスをもらうことができたため、まずは手探りで仕事を探してみることにしました。そうするとアンケートや記事ライティングなどいろいろなものがあることを知りました。中には男性対象のものもありました。アンケートの中でもしっかり答える場面があり、「自分だったらこう考えるな。」と感じることもありました。また、記事ライティングの中で電子書籍に向けた案件がありました。「電子書籍にする仕事なら、これまでの僕自身のことを棚卸しながら書けそうだ。やってみよう。」という気持ちになり、とりかかりました。最初はなかなかうまく書けなかったけど、エッセイを書くために自身が知っていることを整理することから始めました。そんな中で「そういえば、僕はこれまでこんなことやってたんだ。」ということが見つかり始め、電子書籍を書き上げることができました。その電子書籍を納品したところ検収OKの連絡をもらい、報酬をもらったときにはすごい嬉しい気分になりました。報酬の金額はそれほど大きくなかったものの、「自分から進んで記事を書くことがなかった僕でも、案外文章を書けるもんだ。」と思うことができました。
クラウドワークスの経験で得られた文章を作成することの楽しさと自発的にチャレンジすることの喜びを得たことから、僕自身は品質保証の中で文章作成することに自ら挑戦したい旨を上司に伝えました。すると上司から「そうか。実は会社が統合したことで退職してしまった人がいて、文章を作成できる人が足りていない状況になってるんだよ。ぜひ文章作成してみてくれないか。」と言っていただけました。僕はその一言がすごく嬉しく、品質保証の中で新たなやりがいを見つけることができました。これまでと少し違う文章作成になることもありましたが、副業を通じて電子書籍で得た自信があるため、今では積極的に文章作成に取り組めています。このとき「男性でも副業を通じてキャリアデザインを変えるもんだな。」と思い始めてました。

今になって振り返ると同僚からコーチングを紹介してもらって、コーチングを受けたことが大きな糧になり、新たなキャリアデザインにつなげられています。副業は女性が家事の中でやるもんだと思っていましたが、男性でもやりがいがあって、本業にしっかり取り組むことと同時に副業を行うことで僕にとっては相乗効果で仕事に対してのやりがいが新たに芽生えた出来事であることは間違いないです。