数十人規模の中小企業勤務の男性。今後のキャリアデザインを考える

2020年5月6日

私はある町工場のような職場に勤めている者です。年齢は40代で独身の男です。気が付いたら歳をとっていたというところでしょうか。仕事はそれなりに一生懸命やっていました。仕事終わりのお酒やパチンコが若い頃は楽しみでしたが、最近はそこまで遊んでもいないですね。ただ、自宅と職場を往復しているだけかなという気もします。

40代男性、これまでの人生を振り返る

もうこの歳まできてしまったら結婚はしないと思います。元々、子どもがそこまで得意ではないですし、現在お付き合いをしている人もいません。黙々と町工場で物作りをしているのが性に合っているのだと思います。それなりには楽しくやっています。転職も特に考えていないですね。町工場の独特の職人気質な雰囲気が性に合っているといいましょうか。うちみたいな中小企業の町工場だと、そこまで大きな仕事があるわけでもなく、黙々と毎日物作りをする日々です。

工場の仲間とはそれなりに上手くやっています。みんな仲間だなと感じていますね。そこまでベッタリとしたような関係では無く、季節の事に歓送迎会や飲み会は開催されているといったところでしょうか。さすがに40代にもなると、私も大人しくやっていますよ。若い頃はそれなりに無茶も重ねたものですが、だんだんエネルギーが無くなっていくのでしょうかね。

世の中には男の甲斐性みたいな言葉がありますが、そのような傾向もだんだん変化しているのでしょうね。新人をそのような遊びに誘っても、断られてしまいました。最近はスマートフォンのソシャゲというものが流行っているそうで、携帯電話を片手にピコピコやっていると楽しいらしいです。よくよく考えてみると、私たちの若い時代にも任天堂のファミコンのようなものがありましたから、そのような感覚なのでしょうかね。

他の年が近い同僚の多くは妻帯者が多く、なかなか飲み会にも誘えません。たまに、自分はこれから先どうしたらいいのかわからなくなりますね。仕事は充実しているけれども、いつかは今やっている仕事自体がなくなるかもしれませんし、歳を重ねたら何らかの事情で首になるかもしれません。できれば何かを後輩たちに残せたらということはたまに頭をよぎりますね。

コーチングでキャリアデザインを考え直す

ある日、工場長のつながりでコーチングと言うものを受けることになりました。キャリアデザインという難しい言葉を聞いて、これからを一緒に考えようということでした。最初は怪しいセミナーのようなものかな?と思って受けに行ったのですが、なかなか面白かったですね。自己分析をして、これまでのキャリアに沿ってこれから何をしていくかということを真剣に考えることができました。

これまでは確かにがむしゃらに働いていれば良かったし、楽しく遊んでいられれば良かった部分もありました。でも、これからはきっとそれだけではいけない。より職人としての仕事を失わない為に勉強をするか、人を束ねる役割をできるようにならなければならない。それが年長者の役割だということを改めて考えさせられました。

私は元々職人気質な部分があると思うので、より技術を勉強して、身近な若者に教えていこうと思いましたね。あまりマネジメントというのでしたっけ?部下を形式的に束ねるようなスタイルは得意ではないのですが、ちょっと腕が利くオジサンが技術を教えるくらいなら良いと思うのですよ。そのコーチングによるキャリアデザインを考えるという話はとても参考になりましたね。

コーチングを受けて、日々勉強をして若い仕事仲間に技術を教えていたら、ある日急にその後輩から飲みに行こうと誘われました。なかなか嬉しかったですね。若者と話なんて合わないと思っていましたが、話してみると共通点もあるし、なかなか刺激的でした。そいつが強い酒を飲めないのですが、どうすれば飲めますか?といったくだらない質問をしてくるので、歳を重ねれば自然と飲めるようになると言ってしまいましたが合っていますかね?

まとめ

こちらの40代の男性の方は、コーチングを受けて自らのキャリアデザインを考える上で、今いる職場でより高い職能を付けるという選択を取ることにしました。その結果、少しずつ良い流れに乗れたようですね。やはり、職場と言うものは仕事ができる人間が尊敬される傾向にあります。ベテランの意見を時として、若者は欲しがっています。

中小企業では、特に勉強をすることや新しい技術を学ばなくても仕事が回せてしまう時もあるようですが、今回気持ちを切り替えたのが好転したきっかけになったのでしょう。新しい技術を知っている、手先が器用なベテランの意見を聞きたい若者は多いはずです。きっとこれからもこの方は良い人生の先輩として多くの後輩から慕われるはずです。この方のように、後輩たちにミームを伝えられるような良い先輩でありたいものですね。