地方在住、WEB広告会社を起業した男性。今後のキャリアデザイン
私は地方在住の30代前半の男性です。現在、小規模ながらWEB広告会社を立ち上げています。行っている事業はSEOコンサルティングや自社サイトの運営を行っています。儲けは大きくは出ていませんが、楽しくやっています。現在行っている事業のSEOコンサルティングですが、主にGoogleの検索順位で上位を取れるようなサイトを作れるような施策を企業に教えています。Googleで上位を取れるということは、それだけ多くの人にサイトが見られるということですから皆さん必死で順位を欲しがります。

それから自社サイト運営ですが、あるサイトを運営して広告を貼っています。そちらからもある程度は売り上げが見込めていますが、まだまだ成長途中のサイトでしてこれからといったところですかね。私自身が社長をして数人の社員を雇い、外注業者に手伝ってもらっている状況なのですが、やはり悩むことは多いですね。
私自身、キャリアデザインに悩みあちこちへ転職した結果、現在のWEB業界に就職をしました。それから現在の会社の起業をしたわけですが、そこまで大きく儲かるわけではないですし、従業員の給料は払わなければなりません。たまに、資金繰りのことで悩んでしまい眠れないような夜も恥ずかしながらあります。
家族を食べさせていかなければならないという悩み
私には現在、妻と子どもが一人いるのですが、やはり家族を食べさせていかなければならないという悩みはつきまといますね。思い切って起業をしていく中で、ついてきてくれた妻には感謝しています。しかし、いつまでも今のスタートアップを続けていて良いのか?悩みます。コンサルをしている他社のサイトも、自社運営サイトもいつGoogleによって順位が飛ばされてしまうかわからないという悩みはあります。ちょっとしたことで順位が変動してお金の流れが変わってしまう不確定な世界なのですよね。
たまにもう少し安定して給料が入るような身分に戻ろうかなと迷う時もありますが、私自身輝かしいキャリアがあるわけでも無く、気が付いたら現在の起業というキャリアに辿り着いた節があります。だから、もう退路が無いと言えば無いですね。最後の最後で起業を失敗して何もできなくなっても家族を食わせるために何かしらの汚れ仕事でも何でもやる決意はあります。
社長と言えば、羽振りが良いのか?と思われることもあるかもしれませんが、私のような中小企業を起業しているレベルの社長ではそこまで儲けは出ていないです。起業というと輝かしい印象もあるかもしれませんが、結構泥臭いですよ?本当にキラキラしている起業家なんて、急成長を遂げているようなスタートアップで、これから上場を目指しているような規模の会社じゃないでしょうか。
たまに死に物狂いで働いていて、上場を目指しているようなスタートアップの話をWEBニュースで見たりもしますが、少し別世界にいるなと思ってしまいますね。ベンチャーキャピタルから何億円を引っ張ったとかそういう世界にいる人たちと自分のような規模の起業ではやはり世界が違いますよね。でも、IT起業と聞くと、大きなことをしているのではないか?と思われる方も多いですね。
コーチングを受けて自らの立ち位置を再確認する

ある時、コーチングを受けました。私にはこれ以上どうしても会社を大きくすることはできない。だからと言って、今の事業を畳んだ先に何か良い未来が待っているとも思えません。誰かに話を聞いてもらいたかったのでしょう。たまたま知り合いがそのような機会を設けて下さったのでコーチングを受けました。
自らのキャリアデザインは悩みの連続だったと気付きます。少年時代から特に大きな目標は無かったけれども、自分は何者かになれるのではないか?と思いながら日々を生きてきました。でも、結局は起業をして社長になっても私は何者にもなれませんでした。でも、これからも家族を食べさせていかなければならない。雇っている従業員もいる。これからも試練の連続だなと思いました。

まとめ
今回のこちらの方は誰かに自分の選択が正しかったのか聞いてほしかったようですね。起業というと、上手くいくこともあれば失敗することもあります。特に、外部資本を受け入れるような大きな起業ですとプレッシャーも半端ないものでしょう。スモールビジネスの起業をしても、そこまで旨味は無かった。だが、これから更に良いキャリアを歩める希望も無い。でも、働かなければならないという葛藤はこちらの方は向き合っていかなければなりません。
しかしながら、コーチングをしていく中で家族が大切だ、従業員の生活を守っていかなければならないと何度もこの方は発言していました。根が真面目なこちらの方は、きっと事業を継続していく中で本当に危ないことにはならないと思います。きっと、これからも事業を続けていけることでしょう。